「Artifact」プレイレポートと感想

こんにちは、すみねこです。

以前の記事、

valve新作デジタルカードゲーム「Artifact」の独自性あふれるシステムと魅力に迫る

で紹介していた「Artifact」が先日(11/29)に発売されました。

公式ページ – Artifact

私はドラフトの方で遊んでおり、ゲームの感覚などが掴めたのでレポートとしてまとめておこうと思います。既存のDCGと比較すると1ゲームが長いのは確かですが、ゲームとしてはとっつきやすい部類だと思います。

ドラフトをメインに楽しむこともできるため、デッキを用意しないと遊べない!というわけではありません。構築済みのデッキで遊ぶという期間限定の「フィーチャーイベント」も準備されています。

この記事が「Artifact」を購入するかどうかを決める助けになれば嬉しいです。

執筆日 2018/11/30

プレイに必要な環境など

Steamストアページより購入可能 – 2300円
https://store.steampowered.com/app/583950/
10パック + イベントチケット5枚 が付属しています。

対応OS:Windows 7 8.1 10 / Mac OS X / Linux

ある程度のスペックを要求されます。
外付けのグラフィックボードを使用している場合は余裕でサクサク動きます(GTX960でぬるぬるでした)。

目安として、
・CPU内蔵のGPUを使用している
・メモリが8GB以下

だと、多少動作が重くなると思ってください。
起動後に、右上の設定で画質設定などを調節することを推奨します。

自分の環境では、メモリ4GB、CPU内蔵GPU(i7-3517U)で遊べることを確認しました。しかし、画質調整をしても動作はもっさりしていました。

3つのレーンをそれぞれ把握する必要があるため、快適な環境の方が圧倒的に遊びやすいゲームであることに間違いありません。

ゲーム内容

勝利条件

大きく以下の2つ。

・「タワー」を2つのボードで破壊
・「タワー」を破壊した後に現れる2倍のHPを持つ建物を破壊

ラウンド

ターンのようなものだと思ってください。
大きく4つのフェイズに分かれています。

配置フェイズ

近接クリープがランダムなレーンに配置される。
その後、召喚できるヒーローがいる場合は配置場所を決める。

その後、それぞれのクリーチャーの戦闘対象が決まる。正面しかユニットがいない場合はそのユニットが対象となるが、存在しない場合は近接しているユニット、もしくはタワーをランダムで選んでるみたい。

アクションフェイズ

配置フェイズを終えたら移行。
双方のプレイヤーが交互にカードやアビリティを使用する。

戦闘フェイズ

アクションフェイズを終えたら移行。
各ユニットが、それぞれの戦闘対象とバトルする。

レーン1、もしくはレーン2の場合は、次のレーンのアクションフェイズに移行する。

レーン3の場合はショッピングフェイズに移行する。

ショッピングフェーズ

アイテムを購入できるフェイズ。
ちなみにアイテムの使用にはマナを必要としません。

  • 左:シークレットショップ。レアなアイテムが出現。1ゴールド払って次のラウンドへ取り置きができる。
  • 真ん中:デッキで入れたアイテムカードが出現する。購入するとデッキの他のカードが出現する。
  • 右:ランダムな消耗品が出現。

ちなみにゴールドの入手方法は

  • 相手クリープの死亡:1ゴールド
  • 相手ヒーローの死亡:5ゴールド
  • カード効果

となっています。



デッキについて

デッキは大きく3つの大枠に分かれています。

ヒーロー

デッキには必ず5枚のヒーローが含まれます。

また、ヒーローを選択すると同時に3枚のシグニチャーカードがデッキに投入されます。

つまり、5つのヒーローを選んだ時点で3種15枚のシグニチャーカードがデッキに確定で投入されます。

さらに、リーダーはゲームスタート時に3レーンに1人ずつ、2ラウンド目に4人目、3ラウンド目に5人目を配置という形になります。そのため、ラウンド1の時に配置する3人、ラウンド2の時に配置する1人、ラウンド3の時に配置する1人を割り振る必要があります。

デッキ

デッキには最低40枚のカードが必要です。

先述のシグニチャーカード15枚と、好きなカード25枚以上を組み合わせて作成します。色の制限はありませんが、使用するカードと同色の自分のヒーローが存在しないとカードは使用できない、というのを念頭に置いてデッキは作成する必要があります。

また、同一カードは3枚までです。

ちなみにこれ、構築済みのデッキで遊べるモードのデッキを表示したものです。このデッキを作るにはいくら必要~って書いてあるの、面白いですよね。マーケットでカードを売買できるこのゲームならでは、という感じです。

アイテム

デッキには最低9個のアイテムが必要です。

これらのカードはデッキには含まれておらず、ショッピングフェーズで購入できるアイテムの内容となります。

武器、防具、アクセサリーの3種類の装備品と、消耗品の4つの種類に分かれており、1人のヒーローに同じ種類の装備品は重複して装備できない、ということには注意しておきましょう。

同一カードは3枚までです。

ゲームモード

現在5種類のモードが用意されています。

フィーチャー

用意された6つの構築済みのデッキから1つを選び、バトルすることができるモード。
2018/12/14までのイベント。

その後に他のイベントが開催されるのか、というのは不明。

ちなみに、勝利したからといって報酬がもらえる様子はありません。あくまで、

  • デッキ構築のお手本
  • 色にどんな特徴があるか
  • 色の組み合わせでどんな戦術ができるか

というのを把握するためのモードだと、現状は思います。

ソロプレイ

作ったデッキを使い、ボット(CPU)を相手にプレイができます。

プレイヤーもボットも、使用するデッキを20種類くらいのデッキから選択でき、中身を確認することもできます。

デッキのお手本にするのもよいかと思います。

ソーシャルプレイ

Steamのフレンドと試合をすることができます。
ゲーム内トーナメントも用意されているようです。

あまり利点があるかは分かりませんが、自分とフレンドになっておきたい、という方がいればTwitterでリプライいただけたらプロフィール名をお教えします。

カジュアルプレイ

参加費用がかからず、勝利報酬もないカジュアルモードです。

グローバルマッチメイキング

自分が作ったデッキを選択し、ランダムな相手と試合を行うモードです。

カジュアル構築

自分が作ったデッキを登録し、ランダムな相手と試合を行うモードです。
5回勝利するか、2回敗北したら終了です。

また、登録したデッキの変更、編集はできません。

カジュアルファントムドラフト

回ってきたカードから2枚を選ぶ、という手順を1パック分×6回×5パック分行い、60枚のカードを手にします。

ヒーローカードは1パックから1枚必ずピックするルールとなっており、1回ピックした後はヒーローをピックすることはできません。また、ヒーローをピックしていない場合、必ず最終ピックの2枚にヒーローが登場します。

選択したカード60枚+ベーシックカードの中から、ヒーロー5枚 + デッキ40枚以上 + アイテムデッキ9枚以上を構築し、ランダムな相手と試合を行うモードです。

また、マッチごとのデッキ編集が可能です。

5回勝利するか、2回敗北したら終了です。

上級プレイ

プレイにイベントチケットが必要となる代わりに報酬が発生するモードです。

上級構築

参加費・・・イベントチケット1枚

自分が作ったデッキを登録し、ランダムな相手と試合を行うモードです。
5回勝利するか、2回敗北したら終了です。

報酬・・・

  • 3回勝利:チケット1枚
  • 4回勝利:チケット1枚 + パック1個
  • 5回勝利:チケット1枚 + パック2個

ファントムドラフト

参加費・・・イベントチケット1枚

上で説明したドラフトとルールは同じです。

報酬・・・

  • 3回勝利:チケット1枚
  • 4回勝利:チケット1枚 + パック1個
  • 5回勝利:チケット1枚 + パック2個

取りきりドラフト

参加費・・・イベントチケット2枚 + パック5個

ルールは上記のドラフトと同じです。しかし、ピックしたカードが全て自分のものになります。

マーケットで高く売れるカードをピックするのも、デッキに合ったカードをピックするのもあなたの自由です。

報酬・・・

  • 3回勝利:チケット2枚 + パック1個
  • 4回勝利:チケット2枚 + パック2個
  • 5回勝利:チケット2枚 + パック3個



カード、パック、イベントチケットの入手方法

  • カード:マーケットでの購入
  • パック:1パック220円での購入、もしくは上級プレイの勝利報酬
  • イベントチケット:上級プレイの勝利報酬、もしくは必要ないカード20枚との交換

に現状限られています。今後どういう方針を取っていくかは不明ですが、マーケットの存在もあり「Hearthstone」などの基本無料系のゲームとは違う路線を取っていきそうです。

僕はプレイしていないのではっきり分かりませんが、「Magic Online」の世界と似たような感じらしいですね。

マーケットでの売買

Steamのマーケットでカードの売買が可能となっています。

現在(2018/11/30)、赤の「アックス」というヒーローが3000円前後で売買されており、売却した場合、手数料を考えても「Artifact」よりも大きい値段が返ってくるでしょう。

その他にも有用とされるカードが大きな金額で売買されているのを眺めることができます。

パックを開封して出た中身をSteamのマーケットで売却することで半分以上は返ってくるかと思います。僕は高額カードをとりあえず売ったら3/4以上は返ってきました。


※注意
Steamガードモバイル認証を導入していない場合、高額カードを売る際にホールド期間(盗難防止のためにSteamがアイテムを預かる期間)が発生します(15日間)。また、Steamガードモバイル認証を新しく導入した場合も、導入後7日経たないとホールドを無効にできません。売買を行いたい場合はくれぐれも気をつけてください。


おすすめプレイ動画

文章でどうこう言っても面白さが伝わりにくいので、この記事でルールのイメージがついたらこの動画をぜひ。

デジタルカードゲーム界隈で著名な「ルネ」さんの動画です。
解説を挟みながらプレイをされていてわかりやすい内容になっています。

既存のDCGと比較して

面白い点

やはりボードが3つある、というゲーム性です。

ボード毎の取捨選択の面白さと、それを活かした戦術の作り方が一番の醍醐味です。

デッキ構築に関しても、色の縛りなどがないために非常に幅広い構築が可能になっています。

また、アイテムの存在も1試合毎の不規則性に繋がっています。

初期ヒーローの配置位置、毎ラウンドのクリーブの配置、戦闘対象の決定など、ランダム要素が複数あるため、毎ターンの適応力がとにかく求められます。

試合が似た展開になる、ということが起こりにくく、同じデッキを相手にしたとしても毎試合違う試合展開を強いられることでしょう。

とにかく、今までやってきたカードゲームとは、デッキ構築の感覚にしても、戦術の考え方にしても、違う感覚を求められそうです。めっちゃ面白いですよ。

あと、ドラフトが面白いです。カードゲームってこういう遊び方も面白いんだよ!というのを気軽に体験できると思います。

ここはどうかな?という点

一番のネックは1試合にかかる時間です。20~30分、長期戦になれば30分を超えてくることもあると思います。

日本で流行しているDCGが基本的に1ゲーム10分前後、というのを考えると、やはり避けては通れなさそうですね。

また、パックの配布、ゲーム内通貨、ログインボーナスなどが存在しない点 です。

あって普通!という感覚が日本人にはあると思うので、その点ではプレイヤーが増えることには期待できないかもしれません。

そのため、デッキの構築がやりづらいことは否めません。

それでも現実のTCG(遊戯王やマジックザギャザリング)と比べたら1デッキの値段ははるかに安いものとなっています。

コミュニティで面白いカードやデッキを見つけ、マーケットでやりとりしてデッキを作る、なんてのも楽しいんじゃないかなあと思います。


まだまだ僕も分かっていない点も多いので、いろいろ間違いがあればご容赦ください。

おわりに

いかがだったでしょうか。

勝つと相手のタワーが爆発します。ここは今までのDCGと似ていますね。

こういうゲーム!というのが少しでも伝えられたならよかったです。

また、既プレイの方向けに専門用語まとめ的なものも作っていますのでよければ。

Artifact 専門用語まとめ

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それでは

DCG, Artifact

Posted by sumineko